2015年1月14日水曜日
プロビジョナルレストレーションとは単なる仮歯ではなく最後に建つ家の設計図。
プロビジョナルレストレーションとはプロ(Pro:前段階)ビジョナル(Visional:観察する事の出来る)レストレーション(Restoration:修復物)という意味です。
すなわち、単なる暫間的に入れておくための仮歯ではないのですね。
最終的に装着するクラウンがどんな形でどの様な咬み合わせを与えるかと言うのを探る訳です。
もしくは歯肉の形態を整えたり、歯肉に炎症を起こさせないように食物の流れが良いものにしなければいけないのです。
せっかく根の治療を一生懸命やっても、歯周病の治療を一生懸命やっても、骨を足してインプラントしても、その上に建つものがアバウトであればまた同じ様に歯が壊れてしまうのです。
そのために、まずその人がどの様なアゴの動きをしていて、全体的な咬み合わせの「雰囲気」を掴んでその中に自然に溶け込ませ、かつ咬み合わせに参加して行くものを作製している様子を実際の患者さんでやっているのが上の動画です。
見た目の良さもある程度重要ですが、前歯と違って臼歯部はそこまで見えませんので銀歯でなければ誰も分かりません。
むしろ機能を追求した形こそが人体の健康のために繋がるでしょう!
2015年1月12日月曜日
プロビジョナルレストレーション(機能的な仮歯)の作製方法。KOデンタルとトクヤマデンタルの共催セミナーで使用したもの。
一口に仮歯と言っても、とりあえず作ってスペースをキープするために入れるものと、最終的なセラミック冠などを入れるためにどの様な咬み合わせを与えるかを探ったり、歯肉の状態をコントロールするためのものなど、多くの意味合いがあります。
この動画は僕の師匠である桑田正博先生に教えられた、Functionally Discluded Occlusion(機能的接近離開咬合)とThree Plane Concept(※歯の外形の作製基準)と言う理論を意識してより「咬める」仮歯で最終的なセラミック冠の形態の参考になるように作られています。
これは2014年の11月に「KOデンタル」という歯科のディーラーと「トクヤマデンタル」と言う歯科のメーカーの共催で、僕が講師として30人の歯科医師・歯科衛生士さんなどの受講生に対してセミナーを行った際に使用した、あらかじめ用意しておいた動画です。
ちなみに、動画内で使用している模型は師匠の桑田正博先生が作製された模型で、それを僕が削ってセミナーに使用させて頂きました。
動画内で使っている咬合紙と呼ばれる赤い紙と青い紙の厚みはおよそ30マイクロメートルで、1ミリの100分の3です。
味付け海苔の3分の1くらいでしょうか?
これを重ねて咬み合わせの厚みのコントロールをします。
もっと薄い5マイクロや8マイクロなどの咬合紙もありますが、口の中では立体的で複雑な動きをしますのでそこまではあまり意味がありません。
この様にとても細かい調整を常に行っていますが、調整して思い通りになるととても気持ちが良いものでありますし、患者さんにもとても満足してもらえます。
歯医者さんは大変だけど楽しいというのはこういう所にもあるんです!
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