2015年1月19日月曜日

コンポジットレジン(樹脂)を用いた即日充填治療で銀歯にサヨナラ。※適応可能範囲あり -遠山敏成-





歯を治す材料の一つにコンポジットレジンと言われる樹脂の材料があります。



この材料は以前から吸水して変色したり、摩耗しやすかったりするために奥歯や大きく治す部分では敬遠されがちな材料でした。



しかしながら数年前とは格段に材質の変化が起こり、比較的大きな虫歯や奥歯などでも使用される様になってきました。



私自身はやはり虫歯の大きさが咬頭にかかっていたり、歯と歯の間まで大きく虫歯になっていたりする場合は他の材料を選択する場合もあります。



上の動画の様なケースで過去に一度型どりを行って治療されていた歯においても、今まではあまりコンポジットレジンで修復する事は少なかったのですが、材料の向上に伴い奥歯の咬合面であれば直接充填して即日終了する事も多くなりました。



コンポジットレジンはどんなケースにでも使用できる夢の材料ではありませんが、その部分のみの最小限の歯の削りで治療を終われる場合や、部分的に欠けたところを補修したり、歯と歯の間を固定したり、セラミックの材料を歯に接着させたりと柔軟な使い方が出来るとても治療範囲の広い材料で、日々とても助けられています。



これからも化学技術の進歩によりさらに材料が素晴らしいものになりますように!



ちなみに動画の中で使用しているコンポジットレジンはトクヤマデンタル株式会社のエステライトΣの臼歯部用を使用しております。








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